05/1/13

夜勤専従という働き方

 

■夜勤専従という働き方
看護師の仕事では夜勤は避けて通れないものです。夜勤の中でも夜勤のみを専門とする働き方を夜勤専従と言います。多くの現職看護師の方が、夜勤は避けたいと思っているようですが、夜勤専従は日勤の看護師よりも手当が高く、給与面では非常に魅力のある働き方と言えます。

夜勤専従という働き方は、拘束されるのは夜間のみの仕事であるため、日中の時間帯は自由に使える、時間的融通がきくというメリットもあります。夜勤専従の仕事をしている看護師の方の多くは、若い方、独身の方、体力的に自信のある方が多いようです。結婚していたり、子育てしていたりする看護師の方でも夜勤専従として働いている人もいますが、夜勤専従の看護師として働くには家族の理解と協力が不可欠のようです。

24時間利用可能な託児所を院内に完備している病院であれば子育てしながら夜間の勤務も安心してできますし、仕事と家庭との両立もより可能となります。

■夜勤専従看護師は貴重な存在
看護師不足は多少改善されてきているようですが、まだまだ看護師不足の問題は深刻で、いまだに全国で5万5000人近い看護師が不足しているといわれています。

看護師が離職する理由は、結婚や妊娠・出産、子育てを上げている人もかなりいますが、体調管理が困難で精神的負担も大きい夜勤も離職理由として多くの看護師が挙げています。夜勤がいやで離職しないまでも、夜勤のない勤務先へ転職する看護師も増えているようです。

慢性的な看護師不足に加えて、夜勤を好まないで転職する看護師が増えている状況で、夜勤専従の看護師は非常に貴重な存在です。夜勤専従の看護師は、病院にとっては特に不足する夜間の人員確保ができるメリットがありますし、夜勤専従として働く看護師にとっても、効率的に高収入を得られるメリットがあります。

■夜勤専従看護師の待遇
夜勤専従看護師は常勤の正社員として雇用される場合もありますが、パートなど非常勤として夜勤専従看護師を雇用するケースが多いようです。

この夜勤専従看護師の待遇を求人サイトで見てみると、首都圏にある病院では、年収が正看護師で550万円以上、准看護師で520万円以上となっています。もちろん有給休暇の取得は可能ですし、社会保険も完備されています。勤務時間は16時30分~翌9時までとなっています。

パートなどの非常勤の専従看護師の夜勤1回当たりの支給額は2万円~3万5000円が相場のようですが、なかには1夜勤4万円を超える病院もあります。給与を含めた専従看護師の待遇は、勤務する地域や病院によってかなりの格差があるようです。

05/1/13

深夜勤の流れ

 

■深夜勤の勤務時間
入院施設のある病院では看護師の2交代・3交代勤務は必須で、2交代なら日勤と夜勤、3交代なら日勤と準夜勤、深夜勤の勤務体制が敷かれています。深夜勤の勤務時間は病院によって多少違いますが、0:30~9:00までのところが多いようです。

夜間の勤務には、夜勤手当が基本給や職務給の他に支給されますが、この夜勤手当は看護師が受け取る給与においてかなり大きな割合を占めています。その為か準夜勤や深夜勤は日勤と違い医師や看護師などの人員が大幅に減少し、看護師一人当たりの負担もかなり重くなるにもかかわらずあえて夜勤を希望する看護師も少なくないようです。

仕事の厳しい夜勤を嫌う看護師が多い中、夜勤を率先して希望してくれる看護師は非常にありがたい存在といえます。看護師の就職・転職先紹介サイトの中には、アルバイトも含めて夜勤専門の看護師の求人を紹介しているサイトもいくつかあります。

■深夜勤の流れ
深夜勤の流れとしては、勤務して最初に行うのは担当する患者の情報収集、準夜勤勤務者の申し送りの為のミーティングです。

ミーティング後は投薬や点滴などが必要な患者の為の準備・確認作業、眠れない患者への対応やトイレへの介助、おむつの交換、床ずれ予防の為の体位返還なども深夜勤看護師の大切な仕事です。定期的に巡回を行いますが、その際患者の容態について確認や点滴のチェック・調整・交換なども必要に応じて行います。

早朝も看護師は忙しく患者の起床を促し、径管栄養やモーニングケア、検診(血圧、心拍数、体温、採血など)などを行います。朝には食事のセッティング、配膳、食事の介助、朝の薬を配るなどの作業もあります。最後に日勤の看護師に深夜勤中の患者の様子などについて申し送りをして勤務は終了することになります。

■深夜勤のメリット、デメリット
看護師にとって深夜勤務のメリットはその手当の高さにあります。労働基準法では22:00~翌朝5:00までの勤務に対して深夜勤労働手当として通常の労働時間の賃金より2割5分以上割増しした賃金を支払うよう定められていますが、ちなみに看護師の深夜勤手当の相場は4000円~6000円といわれています。

深夜勤のデメリットは何と言っても肉体的、精神的なハードさが挙げられます。夜間の人員配置は日中に比べてかなり少ないため、看護師一人当たりが担当する患者数も日勤より多くなります。

看護師だけでなく夜間勤務する医師も少ないため、患者の容態が急変した場合の対応も日中より難しくなる事が少なからずあるようです。

05/1/13

準夜勤の流れ

 

■準夜勤の主な仕事
看護師の準夜勤の仕事は夕方から始まります。主な仕事内容として申し送りや夕食の配膳、検診、消灯後の見回りなどがあります。食事は、配膳だけではなくひとりで食事ができない患者さんには、食事の介助なども行います。

準夜勤は日勤、準夜勤、深夜勤がある3交代制の中の一つで、勤務時間は16時半から深夜1時までの病院が多いようです。準夜勤には2交体制と異なり仮眠時間というものはありません。

夜間に患者さんの容態が悪くなるということも少なくないため、精神的にも身体的にも大変な勤務と言えます。夜間の巡回は非常に大切で、巡回で就寝中の患者さんの様子や点滴などのチェックをしたり、寝付けない患者さんや不安を感じている患者さんへの対応をしたりもします。

■準夜勤の流れ
準夜勤の流れとして、まずは日勤の看護師からの申し送りがあります。申し送りの後は、患者さんに担当の挨拶まわりや検温を行います。夕食時間になると配膳や食事の介助、後片付け、夕食前後の薬の配布や服用の介助などを行います。

夕食後は消灯時間に向けての準備も行います。就寝前に服用する薬の配布や点滴の手配、患者さんが眠りやすいように身の回りの物品の片付け、体温や血圧、血糖値などの検診なども行います。患者さんの就寝後は、定期的な巡回だけではなく、ナースコールへの対応にも追われます。患者さんの状態をチェックし、何か変わったことがあれば医師への連絡なども行います。

患者さんの容態が悪化した際など、医師から検査の指示があった場合は検査の手配も行います。勤務時間の終わる30分前頃になると、深夜勤の看護師への申し送りなどの引き継ぎを行い1日の仕事は終了となります。

■準夜勤の休憩時間と夜勤の仕事
準夜勤には休憩時間は設けられていますが、2交代制と異なり仮眠時間はないため、勤務途中にしっかり休むということができません。そのため、2交代制より勤務時間は短いものの、精神的、身体的な負担は大差がないようです。準夜勤に慣れるまで体調管理も難しく、慣れてからも忙しさから体調を崩してしまうケースや、精神的に疲れてしまうということも少なくないようです。

準夜勤だけではなく深夜勤でも、患者さんが就寝中だからといって安心することはできず、異常があればすぐに対応できるように常に気をはっている状態が続きます。

寝たきりの患者さんであれば定期的に体位を変える、オムツ交換などを行い、歩くのが困難な患者さんであれば車椅子でトイレへ連れて行くなど、夜中でも多くの業務があります。

 

05/1/13

看護師の夜勤対策

 

■看護師の生活
看護師の勤務形態には大きく分けて2交代制と3交代制があり、2交代制には日勤と夜勤、3交代制には日勤と準夜勤、深夜勤があります。2交代制と3交代制では勤務時間は異なりますが、どちらも夜勤手当が支給されます。

独身の看護師と結婚している看護師、特にまだ小さい子供のいる看護師の方では生活パターンに大きな違いがあります。独身であればある程度病院の拘束時間が長い夜勤勤務でもそれほど影響はありませんが、結婚していている看護師の場合は、長時間病院に拘束されるということはそれだけ家庭で過ごす時間、子供と一緒にいる時間がみじかくなってしまうことになります。

結婚して小さなお子さんのいる看護師の場合、家事や育児など家庭での役割も多く、看護師の仕事を続けるのは容易なことではありません。私生活と仕事のバランスをうまくとりながら両立するためには家族の協力が必要不可欠です。

■病院側の夜勤対策
自宅が遠方で、帰宅するにも夜勤明けでは体力が持たないなどという場合には、独身の方は看護師寮に住む、結婚している方でも引越しをするなどの対策が考えられます。また、思い切って自宅近くの病院に転職するという対策もあります。

病院側でも休憩時間や仮眠時間にできるだけゆっくり休めるよう仮眠室を設置し、夜勤の看護師の疲労を少しでも緩和するように努めています。看護師の疲労は、看護業務への影響もありますし、医療ミスへとつながる可能性も高くなりますので特段の配慮をしている病院も多いようです。

また、子育て中の看護師が夜勤でも安心して働けるよう病院内に24時間対応の保育施設を完備したり、あるいは保育園施設と提携していたりする病院もあります。なかには子育て中の看護師の方に対して一定期間夜勤を免除してくれる病院もあるようです。最近では、家庭と看護の仕事が両立できるよう積極的にサポートしてくれる病院も増えています。

■夜勤に対する自宅での対策
看護師の仕事は体力勝負ともいわれていますが、体調を崩さないよう自宅でも体力はもちろん精神面でのケアが大切です。

例えば、お風呂にゆっくり入るなど自分のリラックスできる方法で、少しでも体も精神も休めることが重要です。お風呂には気分をリフレッシュさせるだけでなく、体を温めることによって睡眠を促されるという効果もあるようです。

きちんと睡眠を取り次の勤務時間までに体力を整えることは非常に大切です。日中は部屋も明るくなりますので、睡眠をとることが難しい場合もあるかと思いますが、アイマスクを利用する、カーテンで部屋を暗くするなど眠りやすい環境作り・工夫も必要です。

05/1/13

看護師にとっての夜勤とは

 

■看護師の勤務体制
病院とは「患者20人以上の入院施設がある医療機関」と明確に医療法で定義されていますが、この病院で働く看護師の勤務体制は、日勤、準夜勤、深夜勤の3交代制と日勤、夜勤の2交代制の2つに分けることができます。

勤務時間は病院によって多少の違いはありますが、3交代制の場合日勤は8:30~17:00、準夜勤が16:30~1:00、深夜勤0時30分~9:00、2交代制では日勤が8:30~17:00、夜勤16:30~翌9:00としているところが多いようです。

2交代制の夜勤勤務では拘束時間が長時間になるため、仮眠や休憩時間も3交代制の夜勤勤務より長く設けられていますが、忙しい時には休憩をとる暇もないこともあるようです。

■看護師にとっての夜勤
病院に勤務する看護師にとって避けて通れない勤務体制が夜勤です。看護師の仕事は日中だけではなく、24時間管理する体制が不可欠で、患者の症状を常に把握するよう努めています。準夜勤や深夜勤などの夜勤ではスタッフが少ない中で、患者のちょっとした異変を見逃さない、急変した場合医師へ至急連絡し緊急処置についての指示を仰ぐなど、より迅速な対応が求められます。

夜は患者も心理的に不安になりやすく、頻繁にナースコールを鳴らすことも考えられます。その為、安心して睡眠を取ってもらえるように何度も巡回をしなくてはなりません。特に忙しい時などは仮眠や休憩を取るのも困難になることもあり、夜勤は日中に比べると過酷な労働環境であると言えます。

長時間勤務は医療の安全面だけではなく、看護師自身の健康への悪影響も懸念されています。慣れない夜勤の後、日中に睡眠を上手く取ることができないで、次の勤務に影響してしまうこともあるようです。夜勤が辛く、夜勤のない職場への転職を考える看護師も少なくないようです。

■夜勤手当について
夜に勤務するということは、体調管理が難しく非常に大変な仕事です。しかし、夜勤は基本給の他に夜勤手当が支給されるなど、報酬や手当が魅力で精神的にも身体的にも負担の大きい夜勤をあえて選ぶ看護師の方も少なくありません。

夜勤手当は病院によって異なっていますが、公立の病院よりも大学病院や大規模な私立病院の方が支給される金額が高めに設定されている傾向があります。

厚生労働省の指針では、夜勤は月に8回までを目標とするとしていますが、現実は厳しく看護師の人手不足などからこの目標をクリアしきれていない病院もあるようです。病院によっては残業でカバーしたり夜勤専門の看護師を雇ったりするケースもあります。